最近では、家庭から固定電話が姿を消しつつあります。皆さんの家には固定電話がありますか?日常的に使っている固定電話ですが、アナログ回線を使っているため、停電時などでも通話が可能です。災害時には貴重な通信手段となることもあります。
しかし、固定電話が壊れてしまってはその機能を果たせません。もし壊れていると感じたら、どうすれば良いのでしょうか?電話が壊れているのか、それとも回線が損傷しているのか、どうやって見極めればよいのでしょうか。
今回は、アナログ回線の固定電話の故障を見極める方法を紹介します。現在、故障を疑っている方は、ぜひ参考にしてください。
電話の故障の見極め方
電話が故障している状態には、発着信ができない、ノイズが入る、ボタンが押せないなど、様々なケースがあります。故障している場合には、修理の手配や電話機の交換を考えますが、まずは原因を正しく見極めることが重要です。例えば、回線が壊れているのに新しい電話機を買っても、問題は解決しませんよね。
以下では、回線の問題か電話機の問題かを見極める方法を説明します。
回線が悪い時の症状
回線が悪い場合には、以下のような症状が現れることがあります。
- ノイズが入る: 「ザザザザ」という雑音が聞こえる
- 発着信ができない: 一回だけ呼び出し音が鳴って切れる
- 音が鳴らない: 受話器を上げても「プー」と音が鳴らない
これらの症状が見られる場合は、回線に問題があるかもしれません。以下のチェックを行ってください。
- 電話機とモジュラージャックが正しく接続されているか
- モジュラージャックに錆びがないか
- 電話機に電源が入っているか
- 延長コードを使っている場合、その延長コードに電気が通っているか
- 受話器のコードが電話機本体に正しく接続されているか
これらを確認しても改善しない場合は、故障修理を依頼しましょう。ただし、これらの確認事項に問題があった場合、出張費が発生する可能性があるので、修理依頼をする前にしっかり確認しておくことが大切です。
電話機が悪い時の症状
電話機の故障の場合は、以下のような症状が見られます。
- モニター付きの場合、モニターに電源が入っていない
- 「プー」と音が鳴っているが、番号を押しても発信できない
- 音が小さく、遠くに聞こえる
これらの症状が現れる場合、電話機本体に問題があるか、設定が誤っている可能性があります。例えば、発信できない場合は、電話機の回線種別設定が間違っているかもしれません。
固定電話には「プッシュ回線」と「ダイヤル回線」の2種類があり、電話機の設定もそれに合わせる必要があります。誤って設定をしてしまうと、正常に動作しないことがあります。ただし、多くの電話機は自動で判別してくれるので、設定を特に心配する必要はないかもしれません。
故障依頼の注意点
回線の問題だと思ってNTTの作業員を呼んだ場合、家の中に問題があると料金が発生します。例えば、家のコンセントや電話機、壁の配線などに問題がある場合です。修理を依頼する前に、最低限の確認を行ってから依頼するようにしましょう。
まとめ
固定電話が故障して急に使えなくなると焦るかもしれませんが、電話回線の故障は自然災害などで起こることが多く、平常時にはめったに壊れません。まずは電源や線が抜けていないか確認してみてください。